オーストラリアの思い出 その5 〜激太り〜
まったりした、毎日がバカンスみたいな生活に飽きて、100均の(現地では1ドルショップと看板を掲げているが決して均一ではなく、安いものを寄せ集めている感じだった)ビーサンでサソリをペシっと叩ける人になりたい!とふと思い立ち、シェアハウスを引き揚げ旅に出ることにした。
周るのは、シドニー→ケアンズ→ゴールドコースト→アリススプリングス→ダーウィン→パース→アデレード→メルボルン→シドニーと決め、主要都市間の国内線を先ずは予約。
ダーウィンからパースへくだるのは48時間バスという、日本ではあり得ない長距離バス。
バックパッカーっぽく(ほんとはなんちゃっての、根性なしだけど‥)行きたかったので、アウトドア専門店へ行く。
そこで試着のためバックパッカーを背負う。
一旦しゃがんでから立ち上がるのだが、どこかで何か不思議な音がした。
でも気にせずバックパッカーをいくつか試着して154センチと小柄な私にはずいぶん大きなバックパッカーを購入。
そして電車に乗って家に帰り、シャワーを浴びようとジーンズを脱いだ瞬間、!!
裂けてる! ジーンズが!
お尻のとこ。ポケットのした辺り。
恥ずかしい〜〜 これで電車に乗って帰って来たんだ〜
あの試着の時のあの不思議な音。
ジーンズが裂けた音でした‥
そう、私はオーストラリアに来て人生初の激太りをしていたのです。
来て1ヶ月でまず6キロ太り、多分旅に出る頃は8キロ増までいってたかも。
私だけじゃなく、皆んな太りました。
食べ物美味しいし。
移民の国だから中華からベトナム料理からイタリア料理から本場の味が何でもそろってる。
ただし日本食以外‥
昼は外食で夜は基本自炊していた。
スーパーで買う食材も美味しかった。
ただし、そこに落とし穴が‥
表示の単位が見慣れたカロリーではないうえに、ひとつひとつに含まれるカロリーがめちゃめちゃ高かった。気付いたのは太ってから。
高カロリーの激甘にもすっかり慣れてしまっていた。 ティムタムという、オーストラリアと言えば、のチョコがけのクッキー。
初めて口にした時あまりの甘さに、ウッときたのに、慣れた頃には一度に一箱ペロリ。
それからどうやって体重を戻したのかは覚えていない。 まだギリギリ20代で代謝が高かったからかなぁ、とにかく戻り。もちろんティムタムもカプチーノも封印したんだろうけど。
その後激太りは、二度の出産の時。
太るのは7キロまでに!と言われていたのに1人目では12キロ、2人目の時は計るのも恐ろしく、それ以上太ったかも。
産後は授乳と世話にヘロヘロで、体重は自然に戻った。
ただし、体型は‥
胸はペシャンコ、腰回りにお肉がついてすっかり洋ナシに‥
これは、これからの課題。