お局さまの意外な一面
事務所は、半分屋外みたいなものなので、蚊の襲撃と闘いながら事務したり、朝のトイレ掃除ではゴキと遭遇したりする。でももう慣れて免疫も付いてきた。
先日奥の給湯室に行っていたお局様が何やら悲鳴。 また何かのムシでも出たのかと、行ってみると、給湯室横の勝手口の戸を開けたら、突然裏庭に子猫が3匹!
ニャーニャー鳴き声が聞こえるから開けたら3匹かたまって居たのだとか。
???なんでこんなとこに?
1匹はまだ目が開いてない。 でも生まれたばかりにしてはちょっと大きい。
どうしよう…と呆然とするお局さま。 その日は夏にしては肌寒く細い雨がやや降っていて、仔猫たちは少し震えている。
可哀想だとは思うけど、居つかれては困るしどうしようもないですよねぇ、と私が言うと そうだよねと言いつつしゃがみ込んでその場を動かないお局さま。
そのうち子猫の1匹がヨチヨチと歩き始めお局のスニーカーに乗ってきて丸まった。
どうしよう…と困惑するお局さま。
突然こんなとこに出現した猫にもびっくりしたけれど、普段オロチ←私の中ではお局さまはヤマタノオロチ、私はヘビに睨まれた蛙、なんで、オロチさまの狼狽ぶりが意外で。
何というか…優しいところがあって可愛らしい一面を見て びっくり。
だっていつもはめちゃめちゃおっとろしいのだ。非情というか、人間味があんまり無いと言うか。
今回は、私のほうが非情で現実的でありました。
結局 猫は翌朝姿を消し、やれやれ。