のんびりパート主婦日記 ときどき断捨離 ときどきアウトドア

ブランク10年で事務パートについたのんびり主婦の徒然日記

虐待の連鎖を断つには…

後を絶たない虐待のニュースを見るたび胸が痛む。 児相が絡みながら、死を防げないなんて…とつい思ってしまう。

大きな理由は、人手が足りないから。 児相が取り扱う虐待問題件数は年間10万件、対して全国の職員数三千人弱。

一つ一つの案件にきめ細かく対応するには、圧倒的に人手が足りていない。素人目に見ても無理がある。

なぜ人手が足りないのか…予算が無いから。 その予算は何処から来るの?…政府から。 政府は、有権者が声を上げなければ本腰にはならない。

つまり、巡り巡ると 世間の大人たちの無関心が、虐待問題を後手に回し、結果子供たちの命を奪っている。私はそう思う。

たとえ命を奪われなくても、児相が絡む時点でレッドカード。ごく普通の家庭で、児相が絡むような事態はあり得ない… 虐待家庭の親もまた、充分な愛情や世話をされずに育った可能性が高い。虐待にしても貧困にしても、世代間連鎖をする可能性が高いことが分かっている。

難しいことだけれど、親を、まっとうな人間として、まともな親として再教育しより健全な家庭へと近づけて欲しい。でも言うは易し。無理だろうか…

ではこれはどうだろう。 …とにかく虐待家庭にいる子供の命を守る。家庭を出られる年齢になったら、その子がまた虐待親になってしまわないよう子育ての仕方、家庭の在り方を指導し見守る。

どちらも困難だけれど、既に大人になっている虐待親を再教育するよりは現実的。

きっとその子は本来家庭で学ぶべき親の愛情や子供との適切な接し方を知らずに育っている。実の家庭に手本が無いなら、よそから学ぶしかない。そして教育と教養を、命を守ると同時に届けてほしい。 それを政府には期待する。

私たち世間一般の人が出来ることは、ただ一つ。関心をもつこと。 虐待のニュースに慣れてしまわず関心を持つ。政府がどんな対応をするかじっくり見る。虐待の連鎖を断つのは途方もなく困難だけれど、何もしないよりはマシ。心に留めるだけでも…